腎臓病患者の夏バテ予防

料理レシピ

2022.06.282023.06.06

「腎臓病食研究家」のとしです。
ここ数年ですが、
夏の時期は30℃以上の真夏日が続くことが多くなりましたね。
そのために、水分を多く摂ってしまい、
食欲が低下することで夏バテになっていませんか？
これか暑い夏本番を乗り切るために、
僕ら腎臓病患者の
夏バテ予防の食事について考えてみましょう！！

『夏に食欲が落ちてしまう原因は？』
食事のコツとは？
<手軽に栄養バランス改善レシピ>

『夏に食欲が落ちてしまう原因は？』

まずは、なぜ夏バテになるのでしょうか
その原因について考えてみよう。
それは
「蒸し暑い日が続く」
　　　↓
「体がだるい」
　　　↓
「食欲が落ちていく」
　　　↓
「冷たい飲み物や食べ物ばかり摂ってしまう」
　　　↓
「胃腸が冷えて調子が悪くなる」
　　　↓
「さらに食欲が落ちる」

このようにして
食欲不振で痩せてしまい
特に筋肉の減少で栄養状態の悪化しますね
疲れやすく、動くのが辛くなったりするほか、
免疫力が低下し、他の病気を引き起こしやすくなります。
このような状態にならないように、
普段から食事の摂り方に気を付けていきましょう。

食事のコツとは？

「蒸し暑くて食欲がない…」そんなときの食事のコツとは？

【絶対に食事を抜くことは避けましょう】
「１食ぐらい食べなくてもいいや」と食事を抜いてしてしまうと、
必要な栄養が不足してしまい、
筋肉量の減少や体力低下にもつながってしまいます。
少しずつでも良いですから、
朝、昼、夕と１日３食は必ず食べるように心がけましょう。

【冷たいものを摂り過ぎないように注意】
蒸し暑いからといって、
冷たい飲み物やアイスクリームなどの冷たいものを食べ過ぎると、
体の中から冷え過ぎてしまい、
胃腸の調子が悪くなることがあります。
その結果、食欲が落ちる可能性があるので、
要注意ですよ！

【偏った食事にならないよう注意】
夏は「そうめんだけでいいや」などと
軽く主食のみで済ませてしまいがちですね。
まあ、食事を抜くよりは、
何か食べるほうがマシですが、
このような食事は、
栄養のバランスが良くありません。
僕ら腎臓病患者はたんぱく質制限していますが
たんぱく質は筋肉の素になります
また、体の調子を整える「ビタミン」などの栄養不足で
痩せすぎになって腎臓に負担がかかります。
手軽に栄養バランスを良くする食材を追加するなど、
工夫してみましょうね。

<手軽に栄養バランス改善レシピ>

<手軽に栄養バランス改善レシピ>
主食はそうめんや冷たいお蕎麦、うどんなどに

副菜には「鶏のささみ」を使って

「鶏のささみ」は
ほぐし身として缶詰で販売されているスーパーもあります。
肉が苦手な方は、ツナ缶を用いても良いでしょう。
スーパーやコンビニで売られている
「サラダチキン（鶏むね肉を蒸して味付けしたもの）」
はそのまま食べられますので、代用できます
味付けしてありますので、
さらにしょうゆなどで味付けしないよう注意しましょう。

「きざみねぎ」は便利

ねぎはきざんで冷凍保存しておくと、
すぐに使えて便利です
注意：冷凍であっても食品の劣化は進みますので、早めに使い切りましょう。
きざみねぎは、
スーパーの野菜売り場にパック詰めで売られていることもありますので、
そちらを利用しても良いでしょう。