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腎臓病患者は免疫力をつけて寒さに備えよう

料理レシピ

『腎臓病食研究家』のとしおです。
十月になり残暑のピークが過ぎ去って、
秋も深まり季節は冬へと移り変わりますが
そんな季節の変わり目は体調を崩しやすくなりがちですね。
そこで今回は、寒さが本番になる前に
免疫力をつけて丈夫な身体をつくるための
腎臓病食のとり方についてご紹介します。

【免疫力って?】

【免疫力って?】
そもそも免疫力とはなんでしょうか?
そこが分からないと何をどう食べればいいか分かりませんね。
免疫力とは細菌やウイルスから身体をまもってくれる自己防衛機能のことです。
僕ら腎臓病患者は、
どうしても体内にたまった不要物や低栄養などの影響のため
免疫力が低下しやすいと言われています。
免疫機能を高めるには規則正しい生活を送りながら、
バランスの良い食事が大切になってきます。
そこで次は【免疫力をつける食事のポイント】です。

【免疫力をつける食事のポイント】

【免疫力をつける食事のポイント】

1)エネルギー、良質なたんぱく質をとろう

痩せ、肥満などは免疫力を下げる原因となります。
適正なエネルギー、たんぱく質を摂取しましょう。
年齢、体格、活動量によって異なるので、
摂取量は主治医や管理栄養士に相談しましょうね。

《エネルギー》
主食(ご飯、パン、麺類)からしっかり摂取しましょう。
また砂糖、油などの調味料をうまく活用するとエネルギーアップになりますよ。

《たんぱく質》
なるべく主菜から摂取しましょう。
特に魚、肉、卵、豆腐、乳製品などは
体内でたんぱく質となりやすい良質なたんぱく質です。
少量でいいですから1食に1品以上取り入れると良いですね。

2)腸内環境を整える

免疫細胞の7割は腸に存在すると言われていますから
腸内環境をととのえて免疫細胞をサポートすることができます。
そこで重要なるのが「善玉菌」と呼ばれる腸内細菌です。
善玉菌を多く含む食品や善玉菌の働きをよくする食品を摂ることにより、
善玉菌を増やすことができますね。

《善玉菌を多く含む食品》
発酵食品(ヨーグルト、味噌、キムチ、納豆)や乳酸菌飲料

※注意)納豆はカリウムを多く含みます。カリウム値が高い方は控えましょう。
    乳製品はリンが多く含まれるので量を決めて摂取しましょう。

《善玉菌の働きをよくする食品》

食物繊維を含む食材は
切り干し大根(乾燥)、モロヘイヤ、グリンピース、
ごぼう、ブロッコリー、オクラ、きのこ類、こんにゃく類などです。

3)抗酸化作用のあるビタミンを摂ろう

抗酸化とは、体内をさびにくい状態にすることをいいます。
私たちは酸素を体内に取り込んで消費できなかった酸素は体内に残つてしまい、
活性酸素に変化します。このような状態を「身体の酸化」と言います。
身体の酸化は、免疫力の低下や動脈硬化、肥満の原因にもなりますね。
抗酸化作用のある食材を取り入れ、さびにくい身体をつくりましょう。

さびにくい身体をつくる食材
《ビタミンA(βカロテン)》
緑黄色野菜、レバー、卵など
油に溶けやすいビタミンなので油と一緒に摂ると吸収率アップなります!

《ビタミンE》
ナッツ類、マヨネーズ、モロヘイヤ、かぼちゃ、植物油(オリーブ油、ひまわり油)など

《ビタミンC》
果物(オレンジ、いちごなど)、じゃがいもなど

4)身体を温める食べ物を摂ろう

香辛料の辛み成分には身体を温める働きがあります。
さらに減塩にもなるので積極的に料理に取り入れましょう。

身体を温める食材
生姜、にんにく、とうがらし、こしょうなど

これからどんどん
秋も深まり寒くなりますね
僕ら腎臓病患者にとって寒さ大敵です
今日紹介した食材で
少しでも免疫力をつけて寒さに備えようね!

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