僕ら腎臓病患者の
低たんぱく食事療法において、
エネルギーの確保は大切で重要です。
間食(おやつ)を食べるときのポイント
日々の食事の量が減って、
エネルギー不足になってしまうと、
身体の組織を燃焼させて必要なエネルギーをつくりだします。
そのために、たんぱく質を摂り過ぎたときと同じように
尿素窒素などの老廃物が体内にたまり悪影響がでます。
毎日のことですが食欲のないときや食事の摂取量が少ないときには、
栄養不足にならないようにして、たんぱく質を抑えつつ、
「間食」おやつを上手に取り入れながら、
適正なエネルギーの摂取を心がけましょう。
今回は低たんぱく食事療法を継続するために、
間食を摂るときのポイントをご紹介いたします。
基本的なことですが、
腎臓内科の主治医の指導の下で行ってくださいね。
「間食を選ぶときのポイント」
「間食を選ぶときのポイント」
「間食」といえば、
食事(朝食・昼食・夕食)以外の食べ物や飲み物のことで、
コンビニで売っているお菓子や菓子パンなどには糖質や脂質が多く、
エネルギーが摂取できるものもあります。
しかしながら残念!!
それらの商品にはたんぱく質、カリウム、食塩が多く含まれているので、
間食の種類による栄養成分の特徴を把握して、
食べる量や回数を調節しながら上手に取り入れましょう。
腎臓病患者が注意するおやつ
●たんぱく質の多いおやつ
材料に小麦粉、米などの穀類、卵、牛乳・乳製品を使用しているもの
例)ケーキ、カステラ、どら焼き、大福、カスタードプリン、菓子パンなど
●たんぱく質の少ないもの
でんぷんと砂糖を使用したもの
例)くず切り、くずもち、ういろうなど
●カリウムの多いもの
芋、栗、あずきを使用したもの
例)芋かりんとう、干しいも、ポテトチップス、甘栗、どら焼きなど
●塩分の多いもの
塩やしょうゆで味付けしたもの
例)せんべい、串団子(みたらし)、スナック菓子など
包装されているものには栄養成分として
特にエネルギー、たんぱく質、食塩相当量が表示しているので確認しましょう。
カリウムは記載されていないことがありますが(カリウムは任意表示です)、
たんぱく質を多く含む食品にはカリウムが多く含まれますので、
たんぱく質量に注意することで摂り過ぎを防ぐことができます。
メーカーによっては
栄養成分値の表示に関して差あるので、
あくまでも目安になりますね
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