腎臓病の厳しい食事制限のある食事療法では、
塩分・たんぱく質・カリウム・リンの4栄養素を控える必要があります。
ですが、他のご家族がいる場合のは、
毎日腎臓病食だけを作り分けるのはとても大変ですよね。
そこで取り入れたいのが「作り置き」です。
僕ら腎臓病患者の
腎臓病食でももちろんできますよ!
手軽に時短が実現になり、
メニューによっては家族とご一緒に召し上がれます。
凄くおすすめです。
本日のの記事では
そんな「腎臓病食の作り置きレシピ」をテーマに解説します。
【美味しい!腎臓病食でおすすめの作り置き4選】
腎臓病の食事療法は、
塩分とたんぱく質の制限が基本になります。
ステージによってはそこにカリウムや水分制限なども加わります。
ですが、毎日これらの栄養素を計算して
腎臓病食を作るのはとても大変なものですね。
中には働いている方や子育て中の方もいらっしゃるので、
なかなか手が回らないですよね。
そこで、休日になにか1品作り置きすることをおすすめします。
4栄養素を控えてあり、できればカロリーアップができ、
他のご家族にも人気があるメニュー。何よりも「まとめて手軽に作れる」
そんな4品を紹介します。
【1】いなりあげ
いなりあげは
鍋で油あげと煮汁を煮るだけで完成します。
冷凍庫で2週間ほど保存できるので、
たくさん作って保存しておくのもおすすめですよ。
作り置きのいなりあげは、
いなりずしやうどんなどに使えて
幅広いアレンジができるところもメリットです。
特に僕がお薦めなのが、
うどんはたんぱく質にして、
「きつねうどん」で食べることですね。
低たんぱくの商品もあるので、
腎臓病食の方でも召し上がりやすいメニューです。
【材料】 油あげ10枚 煮汁(砂糖60g・酒60cc・みりん60cc・醤油60cc・水60cc) 【作り方】 (1)油あげを半分に切る。 (2)鍋に湯を沸かして油あげを入れ、2~3分ほど油抜きをする。 (3)油あげをザルにあけて、水気をよく切る。 (4)鍋に煮汁の材料と油あげを入れて沸騰させる。 (5)落とし蓋をし、強めの中火で7~8分煮て上下を返す。 さらに7~8分、汁けがなくなるまで煮る。 (6)強火で残った煮汁を飛ばして、そのまま冷ます。
【2】ラタトゥイユ
洋食のラタトゥイユは野菜を煮込んで作るため、
腎臓病食におすすめの料理です。
温かくても冷めても美味しいので、
作り置きにも向いていますよね。
主な具材は、トマト・なす・たまねぎ・ズッキーニ・ピーマン
にんにく・オリーブ油・コンソメ・塩1g・こしょうですが、
鶏もも肉やエビを加えるのもおすすめです。
【3】マカロニサラダ
マヨネーズやこしょうのみで味つけしたマカロニサラダは、
野菜をたくさん摂れるので、
エネルギーアップにもなるので、
僕ら腎臓病患者の腎臓病食におすすめです。
具材は、マカロニのほかに、
玉ねぎやきゅうり、にんじん、ハムなどが一般的ですが、
いつもご家庭で使っている野菜や具材でももちろん大丈夫です。
野菜やハムなどを使う場合は、
茹でこぼす・水にさらすことでカリウムをカットしてから使いましょう。
【4】寒天
腎臓病食のデザートにおすすめなのは、寒天です。
成分のほとんどが食物繊維でできているので、
たんぱく質をほとんど含んでいません。
寒天の食物繊維は、
腎臓病食で不足しやすい栄養素ということもあり、
特におすすめな作り置きです。
【作り方】 (1)鍋に粉寒天4gとジュース500ccを入れ、混ぜながら中火にかける。 (2)沸騰したら弱火にして1~2分煮て、寒天を溶かす。
寒天は、紅茶や麦茶、ジュースなど、
様々なバリエーションで作れますよ。
柔らかさも自分で調節できる点もおすすめです。
固めの場合は500cc、
とろみのある食感にしたい場合は800ccを目安にしましょう。
【まとめ】
腎臓病食の作り置きはご家族にも人気のメニューが◎!
慢性腎臓病の食事療法を始めても、
最初のうちは色々と大変になりますよね。
特に、肉や魚、塩分を控えるように言われても、
これまでの食事とはなにをどう変えればよいのか悩んでしまいます。
そこで、副菜を1品作り置きすることで、
時間にも心にも余裕ができるのでおすすめです。
作り置きのメニューは、
他のご家族もご一緒に召し上がれるものがよいでしょう。
作り分けせずに済み、時短にもつながります。
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