【腎臓病食研究家】のとしおです
みなさんは緑茶をよく飲みますか?
日本の伝統的な飲み物であるお茶ですが、
最近ではそのお茶と健康との関係が徐々に解明されていますね。
数ある日本茶の中でも緑茶は、
その茶葉に含まれるカテキンが健康に関係しています。
では!僕ら腎臓病患者は緑茶を飲んで良いの?
本日は腎臓病と緑茶の関係についてです。
【腎臓病との緑茶の関係】
【緑茶と健康の関係性】
もともと日本茶は健康への効果が高いので
国内のみならず海外からも注目されていました。
その注目が高まると同時に緑茶の研究も徐々に進み、
今では緑茶を飲む習慣から死亡リスクを減少し、
長寿に繋がるという研究結果が発表さました。
これは心疾患や脳血管疾患、呼吸器疾患などの症状が
緑茶を飲む量によっては
危険度の低下に関係するということから裏付けられたものです。
【腎臓病との関係】
健康との関係の研究が少しずつ進められている緑茶ですが、
僕ら腎臓病患者は注意が必要です。
それは緑茶に含まれるカリウムが関係しています。
腎臓病の悪化を防ぐためにカリウムを制限されますね。
カリウム自体は腎臓に負担をかけるものではありません。
しかし、腎機能が正常でない人は
合尿の排出がスムーズに行われず、
カリウムを摂取しなくても血液中のカリウム濃度が上がっていきます。
血液中のカリウムが増えると、
筋力が低下したり、吐き気や不整脈などの体調不良に繋がります。
この症状を「高カリウム血症」といいます。
本当に命にもかかわるので怖いです。
【お茶とカリウム】
お茶に含まれるカリウムは
その茶葉の種類やその淹れ方で含有量が変わりますから
例えば緑茶や抹茶の茶葉はもともとカリウムの量が多く、
また急須で淹れた場合その濃度はさらに高くなるそうです。
しかしそれと比較してペットボトルで販売されているものは
比較的カリウムが少ないものが多いため、
腎臓病を患っている人も
食事などとのバランスを考えながら取り入れることは可能ですね。
【腎臓結石とビタミンC】
腎臓病へのカリウムとは別の話しですが、
腎臓結石の診断を受けた人にとっては
緑茶に含まれるビタミンCが関係するため注意が必要です。
長い期間あまり多く摂取しすぎると胃酸の分泌に関係して
胃酸の分泌が増えると腎臓結石が形成されやすくなります。
【まとめ】
このように、僕ら腎臓病患者にとっては
健康への効果が高いとされる
緑茶を飲むにも注意が必要ですね。
しかし食事の面でも気を配る必要で
僕ら腎臓病患者は飲み物から
空腹を満たしたり満足を得ることもまた事実ですから
緑茶の淹れ方や飲み方によっても含まれる成分量が変わるので、
自分の体調を確認しつつ上手に取り入れましょう。
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